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乳がんリスクと飲酒との関係

飲酒の習慣がある方は飲酒をやめることに対して抵抗があるかもしれません。ここでは飲酒と乳がんの関係性や、実験結果などを紹介しているので、チェックしてみてくださいね。

乳がんに対する飲酒の影響

乳がん予防のためには飲酒しないのがベスト

国立がんセンターの予防研究グループが発表している論文によると、飲酒によって乳がんが発生するリスクが高いとされています。この結果は日本のみならず、国際的な評価です。しかし、その科学的根拠があるのは欧米の方のみ。日本人女性の乳がんと飲酒の関係性がどのくらい深いのかははっきりわかっていないようです。正確な結果は出ていませんが、アルコールには女性ホルモンの一つであるエストロゲンを刺激する作用があるといわれています。よって、乳がん予防のためにはアルコールをとらないのがべストであり、すでに罹患している方の場合も同様です。

飲酒によってホルモンバランスが乱れる

エストロゲンは、女性ホルモンの一種です。卵巣の中にある卵胞から作られるホルモンでもあり、卵胞ホルモンとも呼ばれています。エストロゲンは乳房を発育させる働きを持った女性ホルモンで、女性らしい丸みを帯びた体を作る役割を持っていたり、子宮を発育させるのにも欠かせません。

そのため、女性にとってなくてはならないものではあるのですが、乳がんの大きな原因になってしまうこともあるので注意しておきましょう。様々な研究の中で血液中のエストロゲンレベルが高い場合、そうでない人に比べると乳がんのリスクが高まるということが報告されています。

ここで注意が必要なのが飲酒がホルモンに与える影響です。様々な理由によって体内のホルモンバランスが乱れてしまうことがありますが、飲酒もその原因の一つとされています。

ホルモンバランスが乱れてエストロゲンが過剰に分泌された場合には乳がんのリスクが高まる恐れがあるため、飲酒量には十分注意しておかなければなりません。

乳がんとエストロゲンの関係

そもそも「がん」とはどのような病気なのか?について知ると、さらにエストロゲンとの関係が見えてきます。がんは何らかの理由によって異常に細胞が増殖することによって発生する病気です。

エストロゲンには細胞を増殖させる働きがあります。そのため、分泌されればされるほど、されている期間が長ければ長いほどがん発生のリスクが高まってしまうのです。

私たちの体内では常に新しい細胞が作られています。古い細胞は新しい細胞に入れ替わるようになっているのですが、そういった一連の流れの中でごくまれに異常な細胞ができあがってしまうことがあるのです。

通常はそれを修復したり取り除く働きが身体には備わっているものの、何らかの理由によってこれがうまくできなくなると体にとって悪影響をもたらす細胞が増えてしまい、がんになります。

更に女性ホルモンであるエストロゲンにはがん細胞を分裂・増殖させる働きもあるため、そのエストロゲンを刺激しないためにも飲酒量については十分に注意しておいた方が良いでしょう。

女性である以上、女性の体を完成させるのに欠かせない女性ホルモンの一つ、エストロゲンによる乳がんの発生リスクから逃れることはできません。だからこそ、対策が取れる生活習慣病改善などで少しでもリスクを下げることが重要だといえるでしょう。

(参照元:国立がん研究による「飲酒と乳がんリスク」による)

日本人女性の乳がんと飲酒の研究結果

飲酒と女性の乳がんの関係性に関する研究結果について、コホート研究と症例対象研究が実施されました。飲酒している人としていない人、年齢や閉経などさまざまな項目を比べたコホート研究では一定期間アルコール(1日/エタノール換算15g)を摂取した人が集まるグループの中で、乳がんのリスクが高まったグループは3つのうち1つ。しかし、その中の1つは乳がんのリスクが下がっていたといいます。症例対照研究では、アルコールの摂取量が多い2つのグループがあったのですが1つのグループは閉経していない女性でした。コホート研究でも見られたように、アルコール摂取量が多いグループであっても乳がんのリスクが下がっているところがあったようです。

実験結果では、飲酒と乳がんの関係性は特に見られませんでした。飲酒と乳がんの関係性が弱いということもありますが、日本人女性は飲酒の習慣があまりない、あるいは大量にアルコールを摂取する人が少ないことが考えられます。国際的な総合評価では、エタノール10gによって乳がんのリスクが10%高くなると発表。そのほか化学的なメカニズムによる研究結果があります。今後日本人の女性と飲酒の関係性を正確にするには、大規模な集団による疫学研究が必要です。

(参照元:国立がん研究による「飲酒と乳がんリスク」による)

乳がん予防を意識したお酒との付き合い方

飲むなら適量を摂取する

飲酒の習慣があり、今すぐやめられないという方は適量を飲むようにしましょう。純アルコールの場合、約20gが適量です。ビールだと中ビン1本、ワインだとグラス1杯、日本酒だと0.7合、焼酎だと80mlのコップの4分目を目安にしてください。果実酒や甘いお酒はついたくさん飲んでしまいがちですが、初めに決めた量以上に飲まないよう気を付けるようにしましょう。

免疫力をサプリで補う

できることならばお酒を控えた方が良いということはわかっているものの、どうしてもやめられない…という方もいるのではないでしょうか。できる限り飲酒量を減らすように努力することも大切ではありますが、我慢のし過ぎでストレスを溜めるのも身体に毒です。

お酒を飲んでいても少しでもがんに強い体を作りたいと思っているのであれば、免疫力をサポートするサプリを飲み始めてみるのもおすすめです。

特に、最近注目されている「米ぬか多糖体」という成分は、がん細胞やウイルス感染菌などを攻撃する働きを持った「NK細胞」と呼ばれるリンパ球を活性化させる働きをもった成分のことで、免疫細胞を強化するのに役立ってくれます。

もちろん、米ぬか多糖体を取り入れていればどれだけお酒を飲んだとしても乳がんのリスクがゼロになるといった話ではないので気をつけておかなければなりませんが、どうしてもお酒がやめられない場合に乳がんを予防策の一つとして取り入れてみてはどうでしょうか。

実際にがん患者の方が米ぬか多糖体を取り入れてみたところ、がん細胞を攻撃するNK細胞が増えていたとの研究データもあります。免疫力を高めてがんになりにくい体を作りたいと思っている方には、ぜひともチェックして欲しい成分です。乳がんのセルフケアの一環として取り入れてみてください。以下で詳しくご紹介しています。

>>米ぬか多糖体で免疫細胞をアップ【科学的根拠あり】

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