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乳がんに対するコーヒーの効果

普段から飲んでいる方も多いコーヒー。そんなコーヒーが持っている乳がんへの働きについて解説します。

乳がんに対するコーヒーの効果

乳がんに影響を与えるとされているものはいろいろあるのですが、例えばコーヒーに含まれている成分は影響を与えるのでしょうか。海外の研究データによると、コーヒーなどに含まれているカフェインを摂ると、乳がんのリスクを低下させることが発表されています。

研究によると、1日2~5杯のコーヒーを飲むと1杯以下しか飲んでいない女性に比べると原発腫瘍が小さいことがわかりました。これは、コーヒーに含まれているカフェインや加工物が乳がん細胞の増殖を抑制する働きがあるからとされています。

また、乳がんは女性ホルモンと深く関係している病気なのですが、ここで治療に使われることが多いのが「タモキシフェン」と呼ばれる内分泌療法薬によるホルモン療法です。 女性のエストロゲン依存性乳がんでタモキシフェンによる治療を行っている方を対象とした調査も行われたのですが、こちらも1日2~5杯のコーヒーを飲んでいるはコーヒーを飲まない方に比べるとリスクが半分程度の結果になりました。

参考: NHS:Coffee could make breast cancer drug tamoxifen more effective

※英文

コーヒー摂取に関する注意点

コーヒーに含まれているカフェインに乳がんを食い止める働きがあることについて先述しましたが、リスクについても考えておかなければなりません。

というのも、どのような成分でも過剰摂取は毒になることがあります。当然ながら、コーヒーを飲めば飲むだけ乳がんのリスクが低くなるわけではないので、十分に気をつけておきましょう。

もしもカフェインを過剰摂取した場合には、めまいや心拍数増加は、ふるえ、下痢、吐き気、興奮といった様々な症状が現れる恐れがあります。

また、コーヒーにたくさん砂糖入れて飲んでいると糖尿病になるリスクも出てくるので気をつけましょう。糖尿病が乳がんのリスクは上げる可能性については多くの研究報告があり、ほぼ確実に影響しているといわれています。

参考:(PDF)委員会報告:糖尿病と癌に関する委員会報告[PDF]

コーヒーで乳がんが悪化してしまうケースもある

コーヒーは100%乳がんに対して良い働きをもたらすのか?というと、必ずしもそうとはいえません。というのも、コーヒーを取り過ぎることによって乳がんが悪化してしまうケースも考えられるからです。

米国国立がん研究所によると、コーヒー豆を焙煎する過程で「アクリルアミド」という化学物質が発生し、これがDNAに損傷を与える危険性について発表されています。 コーヒー豆が発癌性のある成分として警告されているわけではありませんが、今後さらなる情報が出てくる可能性もあるので、ぜひ注目してみてください。

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