「ひょっとしたら…」の時に知っておきたい、乳がんの初期症状・予防方法

このしこりは乳がん?初期症状かもと不安な人の乳がん予防ガイド

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組織診(生検)

乳がんの疑いがあるときに行う組織診(生検)について紹介します。

組織診(生検)の方法・費用まとめ

マンモグラフィや超音波検査でしこりが見つかった場合、さらに詳しく診断するために二次検査として組織診(生検)を行います。

針生検

太さ約2ミリの針を刺して、しこりの一部を採取する検査方法です。広範囲の細胞が採取できるので、より詳しく診断することが可能。がん細胞があるかどうかに加え、成長スピードやまわりの組織への広がりやすさを示す悪性度もわかります。針生検の費用は約6,000円です。

マンモトーム生検

穴の空いたベッドにうつ伏せに寝て、マンモグラフィと同様に乳房を圧迫板で挟みます。針生検よりも太い直径3ミリ程度の針で、病変部を吸引しながら切り取って採取する検査方法です。検査時間は30分~1時間程度。傷は5センチ程度で小さく済み、1ヵ月ぐらいでほとんど目立たなくなります。

針生検よりも採取できる細胞が多いので、より確実な診断が可能です。費用は保険適用で20,000円前後となっております。

外科的生検

病変部の一部、あるいはすべてを切り取って採取する検査方法です。針生検・マンモトーム生検に比べて、採取できる細胞が最も多い組織診(生検)になりますので、診断も確実です。費用は10,000円前後になります。

組織診(生検)のメリット・デメリット

針生検

針の太さは2ミリ程度で痛みが少なく、安い費用で検査できるのが大きなメリットです。デメリットとしては、バネ式の機械で検査するため、病変部への狙いを定める精度が低いのがデメリットとしてあげられます。

マンモトーム生検

マンモトーム生検のメリットは、傷口が小さく済むうえに乳がんの診断ができるところです。傷口は小さいので縫う必要もありません。1ヵ月も経てば傷跡はほとんどなくなるので、女性にはありがたいですね。反対にデメリットは、針を刺すことで乳房が内出血を起こす可能性があること。また、検査が行える病院が限られています。

外科的生検

1番のメリットとしては、採取できる細胞が最も多く診断が確実なところです。ただし、傷口が大きくなりやすいので、体へ負担がかかるというデメリットがあります。

乳がんの生検に関する体験談

ステージ1と言われていた術前診断は、術後診断でステージ3aに変わりました

可知 康子さん(女性)

 マンモグラフィーを受けたところ「すぐにエコー検査もやった方がいい」と言われ、エコー検査も受けました。

そこで、仲の良い先生から「可知さん、多分乳がんだと思うから穿刺しましょう」と言われ、運が良いのか悪いのかわからない状態でした。

組織を採取して検査した結果は予想通り乳がんでしたが、先生は「初期だと思うから治りますよ」と言ってくださったし、胃がんからも生き残ったため、なんとなく楽観的に考えていました。

ただ、乳房を切除しなければいけないのは少しショックでした。

 そこでどの病院で手術するのかということになった時、自分の勤めている病院は嫌だったのと、大学病院から勤め先の総合病院に来ている乳腺外来の先生がいたため、その大学病院で手術することにしました。

胃がんの時は母が身の回りの世話をしてくれましたが、この入院時は一緒に住んでいた次女が身の回りの世話を行ってくれました。

手術には夫や東京で働いている長男、静岡に嫁いだ長女も来てくれました。

そのため、殆ど心配する事もなく手術に臨むことが出来ました。

 ただし、ここからが最悪でした。

いざ手術を行ってみると予想外にがんが縦に伸びていたとのことで、部分切除を希望していたのですが乳房は全て失われ、更にセンチネルリンパ生検の結果、転移していたとのことでした。

 ステージ1と言われていた術前診断は、術後診断でステージ3aに変わりました。

手術前は殆ど心配なく臨んだのですが、麻酔から目が覚めてからその事実を聞かされた後「なんで私だけ・・・」と誰もいなくなった病室で涙を流しました。

 放射線治療に加え抗がん剤治療も行わなければいけなくなり、本当に辛かったです。

引用元:胃がん・乳がん体験者 可知 康子さん | がん情報サイト「オンコロ」

最終的にマンモトーン生検で乳がんと判明

岡村麻未さん(女性)

2003年頃から左胸にしこりを感じていたものの、触るたびに移動するので昔の乳腺症によるものだと判断していたのですが・・・・。

2006年の秋「しこりが動かない!」と気づいて、慌てて病院へ。

マンモグラフィー、エコーと生検の結果、左胸の乳がんを宣告されました。

その日は自分の感覚も研ぎ澄まされていたのでしょう、自ら右胸を触診して新たにしこりを発見したのです。

触った瞬間とても不安になり「先生、右胸にも、しこりがあります!」と担当医に訴えました。

右胸はマンモグラフィーと病理検査だけでは確定できず、最終的にマンモトーン生検で乳がんと判明したのです。

左胸2.5cm、右胸1.7cm。

左胸だけでなく右まで・・・。

引用元:スペシャル インタビュー vol.4 岡村麻未さん:エスティ ローダー グループ ピンクリボンキャンペーン

納得いくまで検査をして意見を求めた上で決断をしたかった

MAIKOさん(女性)

私は乳がんになった人には迷わずにセカンドオピニオンをお奨めします。

私の場合はサードオピニオンまで求めました。

病院を変わるたびに1から検査をしなければならず、針生検、CT、MRI、マンモグラフィー、血液検査、センチネルリンパ節生検と色々な検査を受けました。

個人差はありますけれど、これらの検査には苦痛も伴いますし、一度で終わらせたいのは山々。

けれども自分の体にメスを入れるのですから納得いくまで検査をして意見を求めた上で決断をしたかったのです。

サードオピニオンを求めた聖路加国際病院の担当医から「温存でいきましょう」と言われたときは、全摘出ではないのね、胸も残せてモデルも続けられるのね、そんな気持ちでいっぱいになりました。

乳房を残して転移を心配するより全部摘出したほうが安心なのでは、という意見もあります。

温存手術ということは乳房と一緒に将来の危険だって「温存」することになるかもしれません。

けれども「温存で大丈夫だから温存手術でいきましょう、と申し上げたのです」そうキッパリ言い切ってくださった担当医に命を預けよう、とストンと決心できたのです。

引用元:スペシャル インタビュー vol.5 MAIKOさん:エスティ ローダー グループ ピンクリボンキャンペーン

センチネルリンパ節生検はやってもらうことにしました

monjikeikoさん(女性)

先日のエコーではリンパ節には転移はないそうです

でもセンチネルリンパ節生検はやってもらうことにしました

どちらでもよいよって言われたけど、やはり念のためお願いしました

怪しい左側は嚢胞でした。

しかし乳がんになると反対側も癌になりやすいので、経過観察していきましょう。

ということになりました

再検について、手術してもし大きな腫瘍が見つかったら腫瘍を取って再建は見送ることがある

インプラントの再建は胸筋の下に風船を入れるので稀に乳頭が腐ってしまうことがあるそうです

そうしたら乳頭を取って(とるしかないよね)再建するそうです

引用元:手術日を決めた日(乳頭が残せる??) | 乳管内乳頭腫が乳がんだった

麻酔していないぐらいの痛さ

匿名(女性)

 細胞診は前にもやったことがあったけど、前回は麻酔無し(違うクリニック)。

今回は麻酔したけど、麻酔の方が痛かった…針生検は麻酔してすぐやったせいか、麻酔していないぐらいの痛さ。

痛みには強い方だけど耐えるのが大変だった。

先生の手は血だらけ

 針生検後、先生に「病理検査で追加の検査があったら追加料金がかかります。

(年末に請求書が送られてきた。

4770円。

HER2タンパクの検査をしたらしい。

次回診察時に支払いでOK)」と言われる。

 お会計をする頃に痛みが弱まる。

今頃麻酔効いてきたのか?この日は仕事の日だったので、このまま仕事に行くことに。

途中で麻酔が切れたのか、若干痛みを感じたので手持ちのロキソニンを飲んでしのぐ。

引用元:精密検査その2 : カテゴリー5はやっぱり乳がん

悪性が出ました

もーさんさん(女性)

そして2週間後、乳腺の女医の先生に針生検の日。

最初に触診。

問題なし。

そしてエコーの画像を観て「悪い形はしていない」と笑顔で言ってもらい、ガンではない可能性を示唆され少し心が軽くなりました。

しかし針生検用に看護師さんがにエコーをしたはずなのに、先生が慌てた様子で看護師さんと室内に入ってきて、先生自ら、再びエコー。

もうこの時点で「何事!?」と怯えていましたが…

そしてその4日後、結果は1週間かかるはずなのに、土曜日の朝8:30に着信が5件。

病院からでした。

電話は院長先生から。

「悪性が出ました」と一言。

ただ「非浸潤というガンの可能性がある」と教えてくれるも、「ガンだった」という事実が受け止めきれず土日にほぼ一睡もできませんでした。

その位ガンという言葉の響きが恐ろしく、何も考えられなくなっていました。

引用元:独身30代OL、乳がんに。でも「そこそこ毎日何とかなってる」ブログ : 疑い~確定まで

あれ、全くといって言いほど痛み無かったわ~

ななみどり(乳がん治療日記)さん(女性)

終わってみれば、「あれ、全くといって言いほど痛み無かったわ~(^^♪」と無事にマンモトームを終え、ホッと安堵した私。

――でも麻酔が切れたら痛みが出て来るのかしら?( ゚Д゚)

これも私の場合、全くの杞憂でした。

安静に過ごしたのが幸いしてか出血もなく、その夜も動かすと多少痛みこそすれ、大人しくTVでも見てる分には問題なし!

なので痛み止めは一度も服用しませんでした。

胸帯がちと苦しいくらいで(着物を着てるような?)(;^ω^)夜中にこっそり緩めたけど。

これで次回は検査結果、白黒つく筈。

正直本当は「何もなかったよ」が一番うれしい結果ではあるけど、

「経過観察」で問題を先送りされるより、今ハッキリさせて、今カタを付けてしまいたいんだよ、私は!(≧◇≦)

引用元:ななみどり(乳がん治療日記) マンモトーム生検

約15分ほどの短時間の出来事でした

shokaさん(女性)

まずは表面麻酔をチクッ。

その後、胸の奥にグリッと麻酔針をゴリゴリ入れていくのですが、

表面麻酔が効いているので

ほとんど痛みはありません。

たま〜にアレッと感じる痛さはありましたが

言うほどでもありません。

この時は、歯医者さんの麻酔を思い出しました。

ほぼ、あれと同じ感じがしました。

そして、麻酔が効いてくると、

次は、メスで2mmほどの傷をつけます、との事。

針生検の針は、ボールペンぐらいの太さがあるので

中に入りやすいようにあらかじめ皮膚を傷つけるようです。

本当に浅いので、ほとんど分からなくなるようです。

麻酔が効いているので、もちろんこれも痛みはありません。

そして本番の針生検。

今回は、全部で3回するとの事で、

絶対動かないでください、との注意が。

本当に動くと危ないらしいです。

先生が針生検を胸に入れた時は

何かゴリゴリ押されているなぁ〜っといった感じで、

「音がしますよ」と事前に伝えていただくと

バチンと。

でも、痛みではなくただの振動だけが体に響きました。

これを繰り返すこと、3回。

その後は、看護師さんが胸の傷を止血するために、

ガーゼで傷口を押さえていました。

約5分だったでしょうか。

止血を終えると、市販の絆創膏を貼っていただき

終了となりました。

この日は、運動とお風呂は控えて、シャワーだけにして下さいね。

との注意もありました。

そして、普通に着替えて帰宅となりました。

文字にすると相当長い時間、かかっているように感じると思いますが、

約15分ほどの短時間の出来事でした。

本当に、今朝までのドキドキは何だったんだろうと感じるぐらい

検査はあっさりと終了。

終えてみての感想は、歯医者の虫歯治療に似ているなぁっと思いました。

そして、思った以上に短時間です。

引用元:乳がん再検査に行って来た…Part4〜針生検の体験談【痛みはどれぐらい?】 | ゆーーーーるりな暮らし

搾乳している時に異変を感じ、検診、生検で発覚しました

pumiyさん(女性)

経緯としては、昨年8月に卒乳して、搾乳している時に異変を感じ、検診、生検(細胞診)で発覚しました。

11月に告知

12月に精密検査

2月に手術

という感じで比較的スピーディーに事をすすめることができました。

(後から思えば、娘は授乳の最後の方、左のおっぱいをいやがっていたのも、卒乳が10ヶ月と早かったのも、何か伝えてくれてたのかなと思います)

また、北斗晶さんの件もあり、かなり乳がんの認知度、検診受診率が上がっています。

私と同日に手術を受けた2名は彼女きっかけで、毎年マンモグラフィだけ受けてたけど、エコーを受けたらしこりがみつかった(お子様二人の会社員)(マンモは石灰化、エコーはしこりを見つけやすい)。

ガン家系ではないから、といつも捨てていた区からの検診ハガキを、受けてみたらしこりがみつかった(77歳)。

と言っていました。

とにかく、伝えたいことは「乳がん検診受けてね!」です。

(もちろん、乳がん以外も)

引用元:乳がん 両側全摘再建手術 | 第2子妊娠中に2度目の乳癌。ステージ0と1で両側全摘後に肝転移からのスタート。誕生した息子はダウンちゃん!人生いろいろ!

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