「ひょっとしたら…」の時に知っておきたい、乳がんの初期症状・予防方法
自分の乳房にしこりがあって何だか痛い…これってまさか乳がん?いいえ、すべてのしこりや痛みが乳がんというわけではありません。女性ホルモンが関係していることもあるようです。ここでは乳がんとしこり・乳房の痛みとの関係性について解説しています。
乳がんの早期発見にはセルフチェックは大切ですが、かならずしも痛みやしこりがあれば乳がんというわけではありません。乳房の痛みが気になり病院で検査したところ、乳がんではなく「良性のしこり」と言われた方もいるのではないでしょうか。良性のしこりの場合、多くがPMSによるもの、乳腺症、線維腺腫のいずれかに当てはまると言われています。
乳房は卵胞ホルモン「エストロゲン」や黄体ホルモン「プロゲステロン」といった女性ホルモンに影響を受けて大きくなります。月経周期によって乳腺がかたくなり、痛みやしこりを感じることがあるでしょう。このような乳房の痛みは、女性特有の月経前症候群(PMS)の症状である可能性があります。最近メディアや女性誌でもとり上げられるようになったPMS。一体どのような周期で、どんな症状があらわれるのでしょうか?
月経前症候群(PMS)とは月経の3~10日前くらいから起こる身体や気持ちの不調のこと。月経がはじまると症状は弱まり、不調を感じなくなります。多くの女性が月経前には何らかのPMS症状を抱えているそう。乳房の痛みやはりもその症状のひとつです。他にもPMSの主な症状には以下のようなものがあります。
身体の不調
こころの不調
PMSの中でも乳房痛は悩む人の多い症状のひとつで、しこり感とともにあらわれるもの。月経周期に合わせて起こる乳房の痛みを「周期性乳房痛」と言います。排卵から次の月経までの「黄体期 」に分泌されるホルモンが原因です。
黄体期とは、排卵が終わってから次の生理がはじまるまでの約14日間。次の月経まで7日以上にわたって強めの痛みが続きます。痛みが月経周期と黄体期のタイミングと合っているか、ずれていないかを確認してみましょう。
黄体期に痛みが出ているのであれば、乳がんではなくこの周期性乳房痛である可能性が高いと言えます。
月経と関係がない痛みの場合は念のため、医療機関を受診しましょう。また月経が不規則な方は黄体期が乱れていることも考えられます。この場合も医療機関でどちらの可能性が高いか見てもらった方がいいでしょう。
周期的な乳房痛の場合でも、あまりにも痛みがひどいようなら要注意です。中には痛みのために眠れなくなる方や、仕事が手につかないほどの影響を受ける方がいるそう。乳房痛は乳がんの発症や増殖、発育にも関わっていて、乳がんのリスクを高めると言われています。
また周期性乳房痛とは別に起こる「非周期性乳房痛」という症状も見過ごせません。月経周期とは関係なく表れる痛みのことで、こちらもホルモンの変化が原因と言われており、閉経後の女性に多く見られるものです。
PMSや非周期性乳房症などのホルモン変動による胸の痛みは両方の乳房が痛むことが多いのですが、片方の乳房が痛む場合、乳がんとの関連が疑われます。しこりのセルフチェックを行ない、少しでも違和感があったらすぐに病院を受診することは大切。乳がんだった場合早期発見につながります。
生理前や生理中は乳房がはっているため、しこりが分かりにくい状態です。セルフチェックをするときは生理後4~5日を目安に行なうと良いでしょう。
一度検査で良性と診断されたしこりも安心し過ぎず、経過観察や予防対策をこまめにおこないましょう。
例えば病院で良性の線維腺腫というしこりと診断された場合に経過観察でその後の様子を見ますが、線維腺腫は急激に大きくなることがあります。乳がんが進行しても大きくなるため区別をするのが難しく、細胞をとって調べたり切除したりします。
また新しいしこりができても良性のしこりと混同してしまい「実は乳がんだった」というケースも少なくないもの。しこりの数が増えて大きくなることはゼロではありません。良性のしこりと診断されたときこそ注意が必要なのです。
自分の身体を乳がんから守るのは自分にしかできないこと。特に若い世代で発症すると進行が早いため、普段から免疫力を上げる生活習慣や食生活で、がんにならないための対策を講じることは大切です。しこりが乳がんに進行してしまわないためにも、自分でできることを行い予防しましょう。
乳がんは、日本人女性の11人に1人が発症する病気。それが自分の身に起きたとしても、それほど不思議なことではありません。まずは、自分でもできる免疫力アップ方法で、乳がん予防を始めてみてはいかがでしょうか?
免疫力を上げるには、食生活や生活習慣の改善などが有効ですが、近年注目を集めている「RBS米ぬか多糖体」もぜひチェックしておきたいところ。
RBS米ぬか多糖体は米ぬかとシイタケ菌を活性化させて作られた成分で、人間の身体にもともと備わっている免疫細胞「NK細胞」を活性化させる働きを持っています。実際に行なわれた研究でも、NK細胞が3倍に増えたというデータが報告されているのです。
さらに、がんに対する科学療法の効果を高めたり、化学療法による副作用を軽減したり、という作用も期待できるそうです。RBS米ぬか多糖体が持つ驚くべき力について、ぜひともチェックしておきましょう。
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乳がんのリスクは多くの女性が抱えており、もし初期症状や兆候を感じたら、迷わず検診を受けるようにしましょう。定期的な検査をすることで、早期発見を心がけることも大切です。
そして、日ごろのセルフケアも心がけなくてはいけません。特に、30代をすぎると罹患率が飛躍的に向上してしまうため、注意が必要です。
御舩 美絵さんさん(女性)
マンモグラフィ、超音波、触診を経て、医師から「少し石灰化はあるけど乳腺症のようなもので、出産して授乳したらなくなるでしょう。
がんになるものではありませんよ」と太鼓判を押され、心の底から安心した私は、また仕事に没頭する日々が続きました。
左胸のしこりは、それからもなくならず、むしろ大きくなっているような気がして、時々ジーンジーンと痛むようになっていました。
それでも、一度ちゃんと病院で調べた結果、問題なかったという大きな自信を得ていた私は、もう一度病院へ行くことはありませんでした。
当時の私は、検査や検診の正確さは100%だと思っていたのです。
あまりに無知でした。
Y・Oさん(女性)
2010年の秋、
ついに右乳房と右脇に時折強い痛みが出るようになりました。
最後に超音波検査を受けてから実に7年が経過していました。
体が必死にSOSを出していたのに、そこでまた半端な知識と思い込みが正しい判断を邪魔します。
「これは乳腺症の痛みだ」と。
そして相変わらず仕事で週に何日も徹夜をするような毎日を送っていました。
そんなある日、ふとした瞬間、本当に虫の知らせを感じたかのように、「ひょっとして、乳腺症ではないということもありうる?」との考えが突然頭をよぎりました。
何故急にそう思ったのかは今でもわかりません。
数日前の、はなまるマーケットでの千晶さんのメッセージが私の脳の無意識領域にとどまっていて、「検査に行って」と訴えてくれたのかもしれません。
婦人科クリニックの予約が取れたのはは年明け17日。
その日が来るのがとても長く感じ、気持ちの落ち着かない年末を過ごしました。
そして検査の日。
判定はカテゴリーV(=悪性を強く疑う)!
その日はマンモグラフィーだけの予約でしたが、撮影後、急遽医師に「しっかり見たいので超音波もやらせてください」と言われ、その瞬間すべてを悟りました。
引用元:【よつばの会】私の闘病記
ぷぅみぃさん(女性)
かぁちゃん、まだ30代です。
検診してませんでした。
だって、ガンになるなんて思ってもみなかったもの。
イヤっ逃げていただけかも…
でも、予兆がありました。
上娘は母乳で育て、下娘は仕事をしていたので、混合でした。
その下娘、ガン側のおっぱいを上手く飲んでくれませんでした。
その時は、飲みづらいのかな~位でしかなかったけど、もしかしたら、その頃から異変があったのかもしれないな…
それから、断乳して数年後、実は痛みがありました。
おっぱいを鷲掴みされてぎゅーっとされてるような痛み。
そして、乳首から針を刺したような痛み。
この時病院へ行けばよかったのに、乳がんのサイトで調べたら、がんに痛みは無いと書かれており…
これは…人それぞれだと思うけど、痛みあります。
良性の乳腺症の可能性もありますが、
悪性のガンの可能性でもあります。
戻れるのなら、その頃のかぁちゃんに言ってやりたい。
とりあえず病院行けって…
実際、病院に行ったときは、既に遅かった。
しこりの大きさは5cm。
なぜ気がつかなかったのかと言えば、小さい時からしこりがあり、授乳してる時もずっとあって、生理前になると張って…
それが当たり前だと思っていたから。
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