「ひょっとしたら…」の時に知っておきたい、乳がんの初期症状・予防方法
がんの三大治療「外科療法」、「化学療法」、「放射線療法」と最近注目の「免疫療法」の種類や副作用について調べました。
乳がんの外科療法は大きく分けて2種類あります。
乳房をすべて切除するのではなく、がん組織とその周りにある正常組織の一部を切除する「乳房温存術(部分切除)」と、乳頭・乳輪などすべての乳房を切除する「乳房切除術(全摘)」です。どちらを行うかはがんの病期によって決まり、初期で発見された場合ですと、正常組織の切除範囲が少なくてすむ乳房温存術での施術を行うことが多いです。
乳がんの薬物療法は、「化学療法」と「ホルモン療法」の2種類があります。
化学療法は、抗がん剤を使い転移の可能性があるがん細胞を攻撃する治療法です。中でも、分子標的治療薬という新しいタイプの抗がん剤があり、この薬はがん細胞のある特有の因子を攻撃することで細胞の増殖を防ぐ効果が期待されています。
ホルモン療法は体内のエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの働きをホルモン剤で妨げることでがん細胞の増殖を抑える治療方法です。
放射線治療は、がん細胞の遺伝子に作用し細胞を破壊する効果がある放射線を照射して行われる治療です。照射するとがん細胞を少なくしたり、消滅させたりできます。がんを治す目的として施術が行われることもありますが、多くは外科手術後の再発予防や転移した場合の症状緩和としての照射が多いです。照射することに痛みや熱さはないのですが、開始後3~4週間たつと、照射した皮膚に日焼けしたような症状が出ることがあります。副作用の関係から、1度照射すると、同じ部位に複数回照射することができません。
免疫療法は、患者自身の本来持っている免疫細胞の力を高める治療法です。免疫細胞治療とも呼ばれていて、治療による副作用は少ないといわれています。免疫療法の一部は、国が定めたがん治療の診療ガイドラインに記載。現段階で治療効果が認められているのは3種類で「免疫抑制阻害療法」と「サイトカイン療法」、「BRM療法」です。
がんの発症は免疫力低下と関係があるといわれており、がん細胞が発生したとしても免疫力が高ければ、がんは発症しません。ストレス過多や不規則な生活が続くと、身体の免疫が弱まってしまうことも。乳がん予防のためにも、免疫力を高めることは必要です。
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